密教道場和順庵③

昨年末に、施設に入所していた母が

心不全で入院しましたが、年明け早々に

退院致しました。

母は、心臓に爆弾を抱えており以前にも

救急車で運ばれた事がありました。

施設にいる時は、毎日の様に携帯電話で

話していたのですが、病棟で相部屋では

流石に携帯電話を持たせる事が出来ず

2週間程、連絡がないままの状態でした。

退院日は、親族に迎えに行って頂きましたが

親族の話しでは、母の様子が以前と比べて

言動がおかしいとの事でした。

いつもなら、電話をかけてくる時間に

電話もなく、心配な日々が続きましたが

通院の為、母と3週間ぶりに対面する事が

出来ました。

いつもなら、笑顔で迎えてくれた母ですが

表情はなく、話しかけても言葉に力があり

ませんでした。

「お母ちゃん、電話かけてきてなぁ、、」

と話しかけましたが、、

「はい、、」

と言うだけで中々会話がつながりません。

もうダメかなぁ、、このまま痴呆となるのか

なぁ、、とその時は思いました。

それからも電話がなく何日か経った頃でし

た。

夢の中で、元気な頃の母が出てきました。

すると、その日の晩に母から電話がきた

のです。

会話にはなってないものの、、

「トシカズかぁ、、トシカズかぁ、、」

と私の名前を呼び続けました。

「お母ちゃん、僕やでぇ、、トシカズ

やでぇ、、元気にしてるかぁ、、」

気づくと何度も同じ事を話して

いました。

そんな日が続いていましたが、少しづつ

変化が見られました。

退院して20日、以前と迄はいかないものの

会話になる位に戻りました。

密教の中に身口意がある様に身体と言葉と

心で仏を念ずれば必ず願いが叶うと

あり、正に実践によって得られたものと

思っています。

●電話をするという行為によって、、

●言葉によって、、

●良くなって欲しいと心から念ずる事によっ

て、、

真実を明らかにする迄は、諦めては

ならないという事を改めて知りました。

合掌

竹生島国宝唐門前にて

 

 

 

 

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