8月は、お坊さんが最も活躍する季節です。
私も師匠と共に棚経(お盆の法要)や施餓鬼供養
で滝のような汗を流しながらお勤めさせて頂き
ました。
皆さんは、施餓鬼供養はご存知でしょうか?
我々、行者は修行の際 絶えず餓鬼に供養を
施しをしています。
加持飲食陀羅尼(かじおんじきだらに)の秘術
を唱え施餓鬼に供養します。
私も師匠と共に棚経(お盆の法要)や施餓鬼供養
で滝のような汗を流しながらお勤めさせて頂き
ました。
皆さんは、施餓鬼供養はご存知でしょうか?
我々、行者は修行の際 絶えず餓鬼に供養を
施しをしています。
加持飲食陀羅尼(かじおんじきだらに)の秘術
を唱え施餓鬼に供養します。
施餓鬼供養の由来![施餓鬼供養壇](https://uranai-wajun.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
施餓鬼供養壇
![施餓鬼供養壇](https://uranai-wajun.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
釈迦仏の十大弟子で多聞第一と称される阿難尊者が
静かな場所で坐禅瞑想していると、焔口(えんく)
という餓鬼が現れた。痩せ衰えて喉は細く口から
火を吐き、髪は乱れ目は奥で光る醜い餓鬼であった。
その餓鬼が阿難に向かって『お前は三日後に死んで、
私のように醜い餓鬼に生まれ変わるだろう』と言った。
驚いた阿難が、どうしたらその苦難を逃れられるかと
餓鬼に問うた。餓鬼は『それにはわれら餓鬼道にいる
苦の衆生、あらゆる困苦の衆生に対して飲食を施し
仏・法・僧の三宝を供養すれば汝の寿命は延び
我も又苦難を脱することができ、お前の寿命も延びる
だろう』と言った。しかしそのような金銭がない阿難は
釈迦仏に助けを求めた。すると釈迦仏は『観世音菩薩の
秘呪がある。一器の食物を供え、この『加持飲食陀羅尼」』
(かじおんじきだらに)を唱えて加持すれば、その食べ物は
無量の食物となり、一切の餓鬼は充分に空腹を満たされ
無量無数の苦難を救い、施主は寿命が延長し、その功徳に
より仏道を証得することができる』と言われた。阿難が早速
その通りにすると、阿難の生命は延びて救われた。
それ以来、8月のお盆の時は、施餓鬼共に供養される。