体育の日は、秋晴れに恵まれ久しぶりに
ミホミュージアムに行ってきました。
今回の催しは
「ムガール皇帝とマハラジャの宝石」
本展覧会は、カタールのシェイク・ハマド・ビ
ン・アブドラ・アル・サーニ殿下が蒐集された
インド宝石コレクションから、181点もの名品
を選りすぐり、豊かに宝石を産出する国インド
において、16世紀から現代まで宝飾品がどのよ
うな軌跡を辿ったかを展観されました。
16世紀に始まるムガール帝国は、かのタージ・
マハルを建造した国である。
四代皇帝ジャハーンギールと五代皇帝シャー・
ジャハーンは、当時の世界でトップクラスの富
を持ち、国の支配者であるとともに、文化・芸
術に秀でた一流の教養人でもあった。
彼らはインドのみならず、中国、ペルシアや、
遠くヨーロッパの芸術を親しく取り入れて宝飾
品を作らせた。
翡翠や水晶に美しい彫刻を施し、黄金製の器の
表面にダイヤモンド、ルビー、エメラルド、真
珠などを散りばめた豪奢な調度品や、大粒の宝
石をいくつも使った華麗な装身具で身の回りを
煌びやかに飾られており、絶大な権力を保持し
ていたかが伺えます。
宝石の大きさが企画外ばかりなので、本物とい
うより、ガラス玉の様にみえました。
今回の素晴らしい作品は、今後の作品作りに
必ず活かされると強く思うのでした。