故人が使用されていた念珠やお守りを、和順庵で供養して処分する事があります。ですが、仏様や人形についてはスペースが許す限り安置させて頂いています。その日は、依頼者から6体の人形が持ち込まれました。一体を除けば、霊的なモノを感じませんでしたが、一体の為だけに引き取ったカタチになりました。依頼者のお宅で、その日本人形を見た瞬間、この子は和順庵に来るだろなぁ、、と思える位、私に何かを訴える目をしておりました。また、その日本人形以外の人形も同じ住人であるかの様に寄り添って見えました。結局、その日本人形が寂しがらない様にする目的で、他の人形も和順庵で供養する事になりました。依頼者列席の元、供養は無事終わりましたが、その日の夜、、堂内には例のごとくラップ音が鳴り響き、霊的な現象が起こっておりました。和順庵では、防犯カメラを設置しているのですが、だれも居ないはずの堂内の様子が早朝迄、動体・音を通知するメールが複数きていました。確認しても、そこには何も映っていませんが、スーッ、スーッ、ガタ、、と摺り足の様な音や何かが落ちる音が明け方まで続きました。朝のお勤めの時には治っていましたが、ふと、、護摩壇の上を見ると、女性と思われる髪の毛が数本落ちていました。この世の最後を惜しんでいたのか、、。昨晩と違い、堂内は静かな朝を迎える事が出来ました。
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秋の訪れ①