一週間の山形県出張が終わり、本日帰りますが、3日後から、山口県から大分県と出張続きとなります。対面鑑定のお問い合わせ下さったお客様には、大変ご迷惑をお掛けします。今暫くお待ち下さい。
Ｄさん母娘には、それぞれが依存している様な気が致しました。娘さんの性格は、生まれてから今日迄、何不自由なく育ってきたせいか、失敗を極度に恐れる点です。また、自分のミスを周りに転嫁するところがある様です。母親については、どこの親もそうですが、心配が過大になるほど、子供の世話を焼くようになります。ですが、少し過保護過ぎる点が有る様に思いました。このスポーツは、コーチやスタッフ、環境が全てにおいて揃っている事が、良いのかも知れませんが、結局のところ私は、どの世界においても「運」が左右するものだと思っています。仏教では、幸せになるには「徳を積む」事を言われます。徳とは、善行を積む事です。その積み重ねが、人間としての価値を高め、周りには自然と徳を積む人が集まってきます。実際、私も徳を積む努力をしてきた事で、今日の人間関係を築く事が出来たと思っています。その結果、生涯において今が一番幸せな日々を過ごさせて頂いています。私は、Ｄさん母娘に慈悲喜捨について、お話しました。慈悲喜捨は仏教の中に出て来る、苦しみを取り除く為の実践方法です。
●慈は、他者の幸福を願う心、慈しみ、安楽や喜びを与える気持ちです。友情に近い感情とも表現されます。
●悲は、他者の苦しみを理解し、取り除こうとする心、哀れみです。苦しみを抜き去るという意味もあります。
●喜は、他者の善行や幸福を共に喜び、祝福する心です。他者の成功を妬まずに喜ぶことが重要です。
●捨は、偏った感情や執着を捨て、平等な心で物事を見ることです。他者の悪行に怒りを抱き続けるのではなく、適切な距離を保ち、中庸な気持ちを持つこと、見返りを求めないことなどが含まれます。
親子で有っても、人として相手を尊重しなければなりません。互いに慈悲喜捨の気持ちで向き合えば、必ず苦しみから脱却し、自身を冷静に見直す事が出来ると思われます。娘さんのスランプは、技術的な事かも知れませんが、私の経験(柔道時代)では、先ずは心を磨き、相手に対して礼節を持って接する事と、恩師から教わりました。娘さんのスランプも、自分を応援下さる人達への感謝と、慈悲喜捨の実践によって、必ず脱却出来るものと思っています。
