朝の勤行を終え散歩に出かけると、至る所の神社で、人が集まってお正月の縁起物や、しめ縄を燃やしていました。お正月気分が抜けてきた1月15日、この日は小正月(こしょうがつ)にあたり、各地域ではお正月にまつわるいろいろを始末する行事が行われます。縁起物を持ち寄って燃やす「どんど焼き」もそのひとつです。どんと焼きは「とんど焼き」とも、地域によっては「左義長(さぎちょう)」や「道祖神祭」「さえのかみ祭り」、「鬼火(おにび)たき」「さいと焼き」「三九郎」とも、さまざまに呼ばれています。基本的にどんど焼きは1月15日ではありますが、平日にあたる場合は土日にずらしたり、節分の時期に催されたり、地域によってばらつきがあります。どんど焼きの主役は小中学生の子どもたちです。この日、子どもは神の使いとなり、招福や厄払いといった行事の役割を担います。ですが、朝が早かったせいか子供の姿は見当たりませんでした。今朝は、平和な日本を見た様な気がしました。
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28年目