「Aさん、何か不自由な事はございますか?例えば、寝不足とか、身体がダルいとか、、。」「別にそんな症状は無いですが、週末〇〇県に家族の元に帰るのが辛くて、このまま滋賀で暮らしたいと思う位です。」「では、Aさんは単身赴任で滋賀に来たのですね。いつ迄コチラに?」「私が希望したので、キャリアアップするには、コチラで働いた方が自分の為になります。」Aさんは、私の鑑定通りの人でした。すると、隣りの女性は愛人という事に、、。思い切って、Aさんに尋ねる事にしました。「Aさん、彼女との関係は?」すると、Aさんの表情が段々曇ってきました。「今、彼女とは、お付き合いさせて頂いています。」と、その時でした。何モノかが、私の隣りに座る様な感覚がありました。同時に、Aさんに対して怒りに近い感情が込み上げてきました。このままだと、Aさんに失礼な言動を取りかねない。ですが、その存在は、私の身体を借りて、、「Aさん、妻子を置いて浮気とは、、モラハラも嘘でしょ、、。彼女と付き合う前にも、他の人と浮気してたでしょ、、。奥さんに浮気がバレたら、貴方は責任取れるんですか?貴女もそうですよ、、小さいお子様の居る家族と知りながら、貴女、訴えられたらどうするんですかぁ、、?」あぁぁーッ、言ってしまった。このままでは、Aさん達を傷つけるばかりだ。私は、心を落ち着ける為に、不動明王の真言を心の中で唱えました。「イエ、彼女の前は居ませんでした。もう、これ以上聞きたく有りません、、。」と、Aさんは席を立って先に出て行かれました。すると、横に居た彼女が「すいませんでした、、。失礼します。」と、続いて彼女が席を立とうされた時、彼女の背後に黒い人影が寄り添っていました。思わず、彼女を呼び止め様としましたが、その影は近寄るなぁ、、と言わんばかりに、負のオーラを発していました。Aさんに寄り添っていた先祖の存在とは違い、強い怨念の様なものを感じました。霊媒師は、連れの彼女と見誤ったのではないか、、。何れにせよ、私は二人に対して不快な思いをさせてしまいました。今回の鑑定には、反省するべき事が多々ありました。どんな事情であれ、相談に来られている以上、真摯に受け止め無ければ成らない事と、自分は僧侶である事を忘れていた事だ、、。まだまだ修行が足らないと、反省する一日でした。
