神奈川県座間市9人殺害事件は、ご存知だろうか。2017年(平成29年)10月30日に行方不明になっていた女性(当時23歳)を捜査する過程で発覚し、翌31日までに9人の遺体が見つかった死体遺棄事件であり、その後、犯人の男S(逮捕当時27歳)の逮捕後尋問にてSが単独実行したことが発覚した連続殺人事件である。その事について、霊能者の江原氏が「この人は何かの理由で一度、自分の人生を殺されているはず。今の時代は肉体だけでなく、人が心を殺し合っている時代ですから」と江原氏は語っていました。私も彼の意見に近いものがあり、過去に殺害された人は成仏する事がなく、この世に怨念となって人に憑依し苦しめる事例は、幾度となく祓いの現場で体験しています。四谷怪談のお岩さんも、未だ怨念がある事から毎年丁重に供養され、撮影や共演者は御参りをされています。そんな事、あり得ないと思う人もいるかも知れませんが、将門の首塚は怨霊スポットとして有名です。大正時代に関東大震災の被害を受けて塚が取り壊され、その跡地に大蔵省の仮庁舎が建てられました。しかし、その後大蔵省の役人や工事関係者が相次いで病や怪我に倒れ、時の大蔵大臣・早速整爾を含む14人が亡くなりました。その後、金融機関に買い取られた土地には新しく日本長期信用銀行が建てられましたが、塚に面した部屋の行員が相次いで病に倒れたと言われています。さらに時は流れて1998年、日本長期信用銀行が経営破たんしたのも将門の祟りによるもの…かどうかは、今となっては誰にもわかりません。
- 前の記事2023年1月3日
先祖供養考察①
- 次の記事2023年1月9日
令和5年