久しぶりに宮崎県に出張鑑定で訪れました。この後も熊本県〜長崎県〜佐賀県と周る予定です。道場で鑑定するよりは、気楽な気持ちで仕事が出来るので、半分仕事、半分旅行気分で来ています。たまには、この様な緊張感の無い時間も必要かと思っています。ところが、日南のお店で対面鑑定をした際、70代半ばのＯさん女性がお越しになった時、相当強い後悔の念、、つまり思念体質(ショッキングな出来事を思い続ける事)を身体にまとったお客様がお越し頂きました。「今日は何か、、お悩みや、ご相談はございますか？」「別に何も有りません。もう、この歳になって何も有りません。」と、鑑定自体を拒否している感じがしました。恐らく、主催者に勧められ、仕方なしに受けられたのだろう。その様な時は、他愛も無い話しをして終わるのですが、彼女の顔を見た瞬間、彼女に起こったであろう過去の映像が、頭の中で映し出されました。その映像は親と子供が互いに違う方向を向いており、母親が必死で何かを叫んでいる映像でした。すると、、自然に私の口から次の言葉が出ました。「鑑定では、子孫難ありと出ていますが、お子様を亡くされましたか、、事故の様に思いますが、大変な経験をされたのですか、、。」その問い掛けをする迄は、ご主人の病気の事もあって、漁業経営を廃業する事や、一人娘が今だに嫁いでいない事など、笑みをうかべながら話しをされていたのですが、急に表情が固まった様になられたのです。マズイ事を言ったと思いつつ、どういう訳か、Ｏさんの傷口に塩を塗る様に「最後は、ちゃんとお子様を見送る事は出来たのですか？」と、言ってしまったのです。すると、Ｏさんは明らかに機嫌の悪い顔をされて、、「死にましたよ。3歳の息子が家を飛び出して、線路に入って列車にはねられました。私は、反対方向の線路を探していたんです。色んな供養しましたよ、、供養に必要と言われれば、仏像やお札、お守りも買いました。家が1〜2軒建つ位しましたよ。私が悪いんですから、、もう良いですか、、。」と言われ、席を立たれました。後味が悪い鑑定でしたが、鑑定研鑽の上で参考になる1日となりました。
