Ｓさん75歳女性が、鑑定に来られました。彼女を見た途端、負のオーラを纏っている事が分かりました。一体、彼女の人生に何が有ったのか、、。「コチラの用紙に、名前と生年月日を記入下さい。」と、彼女にお願いすると、その右手は小刻みに震えていました。「先生、私は〇〇〇〇という病気で、それ以来震えが止まらないんです。字が汚くてすみません。」「いえ、大丈夫ですよ、、。ゆっくり書いて下さい。」と言うと、彼女の様子を見ながら、彼女から発する気をよみとる事に努めました。彼女は、年齢よりも若く見え、身なりも綺麗にされている事から、、周りに配慮しながらも、本当の自分を知られたくない方だと思いました。鑑定に入ると、彼女の背後に誰かが寄り添っている様に思われました。コレだけの負のエネルギーを感じるのは、その存在が不変死(自殺・事故・殺害)を遂げたのではないか、、その様に感じました。「失礼ですが、ここ最近亡くなられた方はいますか？」「主人が亡くなりました。三回忌を終えました。」「そうでしたか、、。こんな事を聞いて良いか分かりませんが、ご主人はどの様な亡くなり方をされましたか、、？」「どの様な、、。先生はご存知なんですね。先生には嘘は言えませんので、ココだけの話し、、実は、主人は自死でした。病気を苦にしていたので、遺書には先々の不安な心情が書かれていました。」「すみません、辛い思いをさせました。実は、ご主人の一族ですが、同じ様な亡くなり方をされている方が、他にもいらっしゃいませんか？」「よくお分かりになりますね。実は、主人の父も自死で、兄弟の方も、変な死に方をされていると聞いた事があります。」「失礼ですが、ご子息の鑑定をしても宜しいですか？」「是非、お願いします、、。」私は、Ｓさんの嫁ぎ先に違和感を感じておりました。恐らく、跡取りが絶えてしまう一族ではないか、、。また、亡くなった先祖は、精神に疾患を持つ人が多いのではないか、、。その様な事を思いながら、息子さんの鑑定を致しました。すると、息子さんにも精神をつかさどる星が幾つもありました。「息子さんですが、過去に精神の病に罹った事はないですか？」「はい、精神科に通ってた時期がございました。今は、以前程では、ないですが、夜が眠れないと言って、今も眠剤は飲んでいる様です。こんな息子ですから、お嫁さんには苦労をかけっぱなしで、、。」「では、今は安定されているんですね。ですが、運勢的に見ると、去年辺りから凄く不安な事が増えている様ですね。ご主人が亡くなった事もあるかもしれませんが、、。」「そうかもしれません。主人と息子はあまり仲が良く有りませんでした。それで、息子は責任を感じているのかもしれません。先生、息子の事が心配です。どうしたら宜しいですか？」「私の鑑定では、嫁ぎ先の一族は代々、精神的な疾患を患う家系に思われます。それは、一族の中に自殺者が居ると、その子孫は精神的な疾患に罹りやすいと言われます。この問題は、アドバイスと言ったものでは解決出来ません。」出張鑑定で最も重い案件を受けるのか、、正直迷いました。
次回つづく
