今年に入って、密教道場 和順庵を創設するに
あたり、経費や護摩壇の設置場所など色々と
考えているうちに、2月に入りました。
予定では、2月早々に和順庵で護摩供養をする
事になってましたが、まだまだ経費面で全て
が出揃うのは、今月末になりそうです。
今月の護摩供養は、千葉の東光寺もしく
は自宅の貧相な護摩壇でするつもりです、、。
護摩道場を持つ事は、私にとっても念願でし
た。
それは、仏様の験力を今迄以上に感得す
る事が目的です。
護摩供養をする事で、心身に溜まった垢を洗
い流すかのごとく、澄みきった精神になりま
す。
そして研ぎ澄まされた感覚は、鑑定にも大き
く影響しております。
その甲斐あって、ここ最近私の元には感謝
のお言葉を頂戴する機会が増えてまいりまし
た。
そのほとんどの方が、仏様の験力によって導
かれた教えを忠実に精進された方々ばかりで
す。
人は、困った時だけに神仏に帰依し、他人任
せで中々実践しようとは致しません。
例えば、家の信仰や先祖を敬い、仏壇に向か
って仏様に帰依して下さいと申し上げても、
最初だけ実践されるだけでその後は、別の占
い師の助言を聞き入れられたり、家の信仰と
は全く別の新興信仰の影響を受けてされてい
る方もいらっしゃいます。
折角、護摩供養によって各家々の先祖様を
供養したとしても、本人が違う方向に傾いて
いれば、中々仏様のご利益はございません。
元々その家に伝わる信仰を無視して、別の信
仰に入信したりして、手を合わさない人は、
先祖との縁は遠のき、苦しみの淵から抜け出
す事は出来ません。
物事には、時間と労力が必要です。
焦って、ご利益がないと思う気持ちから他の
教えに入りこみ、直ぐに効力がないと次々に
開運グッズを買い漁る様は、正に餓鬼畜生の
姿と同じ様に思われます。
それでは、暗闇のトンネルの中を行ったり来
たりしているのと同じです。
仏様の験力を信じ、実践し精進する事で私は
奇跡が生じました。
そして今も尚、そのご利益が続いています。
結果を焦るのではなく、仏様との縁に感謝し
この世に生を受けた事を先祖に感謝し敬い
なさい。
もし、あなたが亡くなって先祖になったとし
ます。
下界で、あなたの子供が苦しい状態で居たな
らば、なんとか助けてやりたいと思うのが
当然です。
先祖は、いつもあなたの事を思い、仏様との
縁を持つ様に願われているのです。
また、困った時だけ神仏に手を合わせても、
優先順位があるのと同じで、深い信仰と帰依
がある人から救われます。
仏様は過去を問われません。今日から始めた
としても遅くは有りません。
合掌
