昨今、危険ドラッグのニュースを
よく見聞きします。
特に有名人ともなれば
「何故あの人が、、、」
「やっぱりアイツかぁ、、」
「中々やめられないみたいだなぁ、、」
と当事者に対して、色々とご意見をお持ちだ
と思いますが、ネット社会に詳しい方による
と社会が便利になった分、簡単に手に
入れる事が可能になっている様です。
また深刻なのは、未成年や一般の主婦迄が
危険ドラッグに手を染めるケースが年々
増えているとか、、
時代が豊かになったとはいえ、複雑な社会に
なり過ぎて、社会に対するストレスや不満が
現実逃避に繋がっているのかも知れません。
使用した人の心理として、一度得た快感は
アリ地獄の様に、中々抜け出す事が出来ない
様です。
私達の周りには、欲望と言えるものが
沢山有ります。
人間でいる限り、欲望は尽きる事はありま
せんが、身を滅ぼす欲望はいつの時代であっ
ても良くありません。
では、何故危険ドラッグに手を染めるので
しょうか、、。
色んなケースがあると思うのですが
私が思うに、真の友達を持たない人が
この様な犯罪を引き起こしている様に
思います。
自分の為に意見したり、時には叱ったり
、家族の様に思い悩んでくれたり、、
貴方の周りには何人「真の友」は居ますか?
年々、その様な友達は数の上で少なくなり
がちですが、結局悪い友達に誘われたり
孤独さを紛らわしたりする為にやっている
様に思われます。
昔、お釈迦様のいた時代、、、
お釈迦様と弟子のアーナンダが街を歩いて
いました。
お釈迦様が
「アーナンダよ、真の友とはどの様な
友か。」
と質問されました。
アーナンダが答えに窮していると、、
お釈迦様が
「アーナンダよ、あの魚屋に行って、魚に
敷いている笹の葉を貰って来なさい。」
と言われました。
アーナンダは、すぐ様魚屋に行き
魚の生臭い臭いを我慢しながらも
笹の葉をお釈迦様の元に持ってきました。
そのせいでアーナンダの衣には生臭さが
染み渡りその臭いに耐えがたい顔をしている
と、、お釈迦は
「アーナンダよ、お前はこの生臭い臭いと
共に生活出来るか?例え最初は臭くとも
次第に慣れてくるものだ。」
と言われ、笹の葉を元の場所に戻す様
アーナンダに言われました。
次にお釈迦様は、お香を売る店に行って
注文しておいたお香を貰ってくる様に
言われました。
アーナンダは、生臭い臭いのまま店に入り
ましたが、出でくる頃には不思議と嫌な
臭いが消えておりました。
アーナンダが
「尊師、先程まで生臭い臭いをしていた衣が
お香の清々しい香りに変わっております。」
お釈迦様は
「アーナンダよ、お前はこの香りを一生
纏っていたいか。」
「はい、尊師。生臭い臭いに慣れたとて
人は近づいてきません。」
アーナンダがその様にいうと、、
お釈迦様か頷かれ
「真の友とはお香の様な存在だよ。
この香りに人は憧れ、近づき、自分も
この香りを纏ってみたい。
真の友とは、お前を活かし清々しい思いにさ
せてくれる存在だよ。」
と言われました。
お釈迦様の生活は、いつも質素な生活をされ
ておりましたが、お香だけは最高級のお香を
焚かせていたと伝え聞きます。
高級とまでは行きませんが、お香の様な
いつも身に纏っていたい友と付き合いたい
ものです。
合掌