受験シーズン真っ只中、本人はともかく親の心境は「なんとか、受かって欲しい!」と、子供以上に願っている事でしょう。当道場でも、受験生を持つ親御さんがご祈願にお越し頂きますが、中には、浪人されて今年こそと、、強い気持ちを持って祈願される方もいらっしゃいます。祈願の際、私は次の句をよみあげます。
「玉琢(たまみが)かざれば器を成さず」
生まれつきすぐれた才能を有していても、学問や修養を積まなければ立派な人間にはならないという意味です。この句は、受験生だけに限った事ではございません。少しでも、怠けたりすると人間力が曇ってしまいます。人間力とは、「社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力」を言います。日々、研鑽する事で人間力が輝き続けるのです。また、人間力の有る人は、運も引き寄せます。運の強い人は、両親、家族、友人を大切にし、いつも感謝の気持ちを持って接しています。受験生の皆さんも両親、家族、先生、学校関係者、切磋琢磨した友人等に感謝の気持ちを持って試験に挑んで下さい。皆様の夢が成就します事、心からご祈念申し上げます。合掌