11月になりました。暗いニュースばかりが続く中、先日嬉しい電話を頂きました。仮にMさんとします。Mさんの息子さんは、夜中友人と待ち合わせのコンビニで脳出血で倒れ、そのまま救急車で運ばれました。当初、医師の判断では意識が戻らなければ、このまま寝たきりの状態になるか、戻ったとしても重度の障害が残ると言われたそうです。意識を失ってから10日目、少し反応は示したものの、目を開ける事なく眠った状態でしたが、2週間目でやっと意識が戻り、手足に若干の障害があるものの、時間をかけてリハビリすれば、徐々に良くなるとの医師の診断に、Mさんは「和順先生、有難うございます。お陰で息子がやっと、目覚めてくれました。本当に有難うございました。」と電話を頂きました。丁度2週間前、Mさんから息子の病状を聞かされ、朝夕のお勤めの前にMさんの息子さんの祈願をしておりました。病状からしてかなり厳しい状況だったかも知れませんが、Mさんも息子さんの枕元で何度も名前を呼びかけたり、自宅ではご家族で仏壇に向かって般若心経を唱えたりと、出来るだけの事をされて来ました。医師は息子さんの生命力のお陰と言っていた様ですが、私はMさんの神仏への帰依のお陰だと思います。
南無浄瑠璃世界薬師瑠璃光如来