連日、世界統一協会のニュースで持ちきりですが、この様なニュースが流れる度に、宗教に携わる人間として、悲しい思いになります。故安倍元総理を襲撃した犯人の山上容疑者ですが、罪は許されるものではないですが、彼の生い立ちを知る事で、悲しい時代を過ごしてきた事が犯行の動機である事は、理解できるところもあります。安倍氏は、なぜ統一協会と関係をもったのかは憶測ですが、そこには政治とカネの問題も含まれていると思われます。安倍氏の性格上、相手の懐に臆せず飛び込んでいける才能があるので、トランプ元大統領やプーチン大統領とも同等と外交が出来たと思います。ですが、人間関係が広い事もあり利用される事象も増えてくるので注意が必要でした。
さて、お布施というものがあります。これは代金ではなく、させて頂くという心の表れでも有ります。ですから、自分の生活水準に合わせてするものと思います。周りから促されてするお布施は、真のお布施とは言えません。母親が亡くなった時、菩提寺の住職に法要には幾らかかるのか尋ねたところ、一律30万円と言われました。法名、枕経、葬儀、出棺、初七日から四十九日迄。ですが、これはまだ安い方だと言われました。田舎に行くともっと請求されてたり、これくらいは包んだらと周りから促されたりして高額な請求をされているところがあると聞きます。戒名を付けるだけで最高位になると、50万から100万請求されるところもあります。山上容疑者の母親も救われたい一心で、教団にのめり込み、周りに促されるままに、、、気付けば家族が破綻していたのでしょう。山上容疑者の様な悲しい犯罪者をつくらない為にも、宗教家全体の問題として捉える時代に入ったと思われます。