愛犬ミニチュアシュナウザーのメス15歳、2月4日に亡くなりました。個人的な事をブログに載せるのはどうかと思いましたが、和順庵にお越し下さる中にはペットロスになる方も多くいらっしゃるので、その方々のお気持ちも含めて、記載致しました。彼女との出会いは、かれこれ7年前位になります。鑑定で来られた相談者のシングルマザーの方が、引越し先では愛犬が飼えないとの理由から、私のところで預かる事に致しました。最初は慣れない雰囲気に、飼い主が迎えに来ると思って、ドアのところでいつも待っていました。「ママは来ないよ。こっちでオヤツを食べよ、、。」と言っても、最初の間は中々懐きませんでした。ある日の事、修行でクタクタになりながら家に着くと、彼女がピョンピョン跳ねながら、私の膝元にジャレてきました。「ただいま、、。」と言って、彼女に顔を近づけると、私の口元をペロペロ舐めてきました。これは、オヤツのおねだりと思って、彼女の好きなササミのオヤツをやると、喜んで食べてくれました。その日以来、彼女は私のベッドに飛び込んできて、一緒に寝る様になりました。仕事で嫌な事や悲しい事が有っても、彼女の姿を見る度に、癒されていたのです。母が寝たきりになり、介護生活になってからも、彼女のお陰で心が癒され何とか乗り越えてきた様に思います。母が亡くなり、二人で過ごす時間が多くなったので、彼女をドッグランに連れて行ったり、旅行にも出かけました。彼女が他の犬と楽しそうにはしゃぎ回る愛らしい姿は、今でも忘れられません。そんな親子の様な生活を続け、彼女が15歳の誕生日を迎えた年に、彼女の身体に異変がみられました。近頃、咳をする様になったので、かかりつけの動物病院に行くと、先生から「白井さん、〇〇ちゃん癌かもしれません。お腹の辺りに大きな腫瘍が出来ています。年齢の事を考えると、手術は難しいですね、、。」「先生、後どれ位生きられますか、、？」「そう〜ですね、、心臓もよくないので、、咳はそのせいです。急変したら最後と思って下さい。でも、この犬種の平均寿命は13歳位ですから、限界の状態だと思って下さい。」よく、頭が真っ白になると言われますが、その時は癌というのと、短い命とだけを覚える意外、先生の薬の説明や過ごし方等、一切覚えていませんでした。病院から出たところで、彼女を抱きしめながら「〇〇ちゃん、今日は美味しいお肉食べよかぁ、、。」と言うと、いつもの様にシッポを振りながら、私の口元を舐めてくれました。弟、父、母の順に死と向き合ってきました。それぞれに、良い思い出や悪い思い出も同時にあって、その都度悲しみよりホッとしている自分がいました。ですが、彼女との思い出は何度も写真や動画を繰り返しみる程、良い思い出しかありません。苦しい時も悲しい時も、彼女は私の側にいて「どうしたの、元気だして、、。」と励まされる毎日だった様に思います。そんな彼女に死の影は容赦なく、近づいてきました、、。 次回つづく。
