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憑いて来た人①

出張鑑定で、東北地方に行った時の出来事です。観光地という事も有り、インバウンド客と重なり、近くのホテルは満席で、結局主催者の実家に宿泊させて頂く事になりました。お家は、海沿いの丘にあり、ポツンと一軒家みたいな佇まいでした。昔、漁業をされていた事もあり、従事者が泊まれる様な造りになっていて、部屋数も多い純和風の立派なお家でした。そこには、主催者の母親と、高齢の祖父が住んでおられました。「お邪魔します。今日から3日間お世話になります、和順です。どうぞ、宜しくお願いします。」「こんな田舎に、わざわざお越しいただき、ご苦労様です。どうぞ、お入り下さい。」と、広い客間に通されました。そこには、立派なお仏壇と、魚介類満載の料理が、沢山並んでいました。「失礼ですが、コチラのお仏壇にご挨拶させて頂いても宜しいですか、、。」「有難う御座います。」と、綺麗に整えられた仏壇を前に、ご先祖様を供養させて頂きました。その後、祖父を正面に、お食事会が始まりました。色んなところで、美味しいモノを食べてきましたが、こんなに新鮮で美味しい魚料理は初めてだったので、自然に箸が進みました。すると、横に座っていた主催者の方が「先生、明日の予定ですが、6名の鑑定依頼がございますが、最終日予約されていたお客様が急用との事で、お休みとなりました。折角ですから、この辺りを観光でもされますか?」「イエ、別に観光は結構ですが、こちらのお墓参りをさせて貰っても良いですか?」すると、主催者の母親が「先生、とんでもございません。その日は、観光などして、ゆっくりして下さい。この辺りも、綺麗な所がありますから、、。」「お墓参りは、私の役所でも有ります。どうか、私の願いを聞き入れて貰えませんか、、。」「有難う御座います。母も喜ぶと思います。実は、母が亡くなり三回忌になるんです。」「そうでしたか、、。では、その予定で宜しくお願いします。」と言って、その日は早々に就寝する事にしました。通された2階の部屋も広い和室で、畳にフカフカの布団が敷かれていました。静寂とは、まさにコノ場所を指すのか、、。辺りは車の通る気配も無く、虫の鳴き声しか聞こえませんでした。場所が変わると、中々寝付けない事も有るのですが、この日は移動疲れも有って、床に入って直ぐに寝てしまいました。どれ位経ったか、、何かの気配を感じて、目覚めてしまいました。時計を見ると2時半でした。もう一眠りするかと思っていると、誰かが階段を上がって来られました。「こんな時間に誰だろう、、?」と思っていると、その足音は一瞬私の部屋の前で止まったものの、そのまま、奥の部屋に進んで行きました。「お母様の部屋が奥に有るのか、、。」と思いながら、一夜が終わりました。翌日、仕事を終え、お家に帰ると、昨日以上の豪勢なお食事が用意されていました。その日も、早々に就寝する事になりました。すると、その夜も目が覚めて時計を見ると、2時半を指していました。すると、階段を上がってくる足音がして来ました。いつもの様にお母様が上がって来られたと思いました。しかしながら、この日は、違う気配を感じたのです。これは、死人の気配に違いないと思いました。あまり、恐怖も感じないので、これは、ココの先祖に違いないと思いました。翌朝、主催者の方に「私の寝ている奥の部屋は、誰が寝ていましたか?」「あの部屋は、私の父の部屋です。父は、私が5歳の頃に交通事故で亡くなりました。何かありましたか?」「イエ、別に何もないですが、お部屋が沢山有るので、どの様に使われていたのか、興味が有ったもので、、。」と言って、話をはぐらかしました。今日は、主催者のお墓に向う事に致しました。「コチラには、菩提寺は無いんですか?」「はい、ココから車で、20分程行ったところが菩提寺です。ココが私の墓です。」と案内された墓は立派な墓で、周りの墓も大きな墓ばかりでした。当時、漁業で賑わっていた事が分かる様な風景に、今時こんな墓を建てる家は無いだろと思いながら、墓の周りを掃除しました。周りは林に囲まれていて、落ち葉を拾う程度で、普段から手入れをされているお墓だと思いました。墓石の横に石盤が建てられていて、亡くなった順に、名前が彫られていました。祖母の前列に夜中の存在の名前が有りました。その時でした、、。次回続く。

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