10月になり、朝晩寒く感じる位、秋らしくなってきました。実はここ数日、左肩から肩甲骨にかけて痛みが有って、難儀していました。そんな中、朝のお勤めの前に道場を掃除していると、一体の小仏が仰向けに倒れていました。小指の第二関節位の小さな仏様です。何かの拍子に倒れた様です。元に戻し、勤行を終えた頃には不思議と肩の痛みがとれていました。小仏のご利益があったのかもしれません。
先日、地方から出て来られた女性の方が、和順庵にお越しになりました。仮にNさんとします。彼女は、就職を機に滋賀に引越して来られました。ところが、何もかもが嫌になる位、無気力になってしまったとの事でした。地方から出て来て1年、希望を持って仕事に取り組もうとした途端、今となっては本当にこの仕事で良かったのかと、自問自答しながら毎日を過ごされている様です。早速、鑑定に入るとNさんは先祖に強く頼られているところと、親族との関係に問題が生じている様に思いました。この場合は、Nさんの行く末を心配する先祖が、一旦地元に帰り親族との関係を見直す機会を、与えてくれたのかもしれません。「Nさん、一旦地元に帰られたらいかがですか。帰る事で、良くなると思うのですが、、。」「先生、地元に居る時、仕事に向く方位を占ってもらったら、滋賀県が良いと言われました。これって間違った占いだったんですか?」「生年月日で方位を出すのは統計的なもので、全ての人が当てはまるとは限りません。現に、貴女の様な症状になる方もいるのです。」家相や方位も大事ですが、その方と両親・先祖がどの様な関係性があるのか、、ここが一番が大事な様に思います。親と疎遠な関係にある人は仕事を転々とするし、親を大切に思う人は何処に居てても、不思議と運が良かったりします。彼女の場合、仕事の方向性は申し分ないと思いますので、再び復活される事を願うばかりです。