文化の日に正倉院展に行ってきました。
ミホミュージアムに続き、宝飾やデザインの
研修の為とは言え、歴史を感じさせる荘厳さは
現代にはない輝きを放っています。
68回目となる今年の正倉院展にも64件(初出陳は9件)
の宝物が展示され、宮内庁正倉院事務所による調査で
新しい発見があった宝物も公開されていました。
聖武天皇ゆかりの宝物のうち、シルクロードの香りを伝
える名品「漆胡瓶しっこへい」が、正倉院展では18年ぶ
りに出品されました。
石の上でふり返る尾長鳥おながどりを左右対称にデザイ
ンした「鳥木石夾纈屏風とりきいしきょうけちのびょう
ぶ」は花鳥をめでた当時の宮廷生活の雰囲気ふんいきが
感じられる宝物です。
世界でも類のないコレクションを誇ほこる古代楽器のう
ち中国生まれとされる管楽器で、セットで演奏されたと
考えられている「笙しょう」と「竽う」も出品されてお
り会場で天平の音色を想像してみると楽しいかもしれま
せん。