Ｐさん45歳女性から電話が有りました。「先生、ご相談したい事が有って、、。今日お時間空いているところは御座いませんか？」と、ご連絡いただいたのですが、あいにくその日は、予約がいっぱいでしたので、お昼の休憩時間に来て貰う事にしました。「失礼します、Ｐです。宜しくお願いします。」「本日は、どういったご相談ですか？」「実は、主人が浮気をしまして、離婚するか迷っています。今まで、家族の為に、真面目に仕事して来た人と思っていたのに、ショックで、、。子供達も、私達夫婦の問題だから、二人で決めたらと言っています。」「Ｐさんは、お仕事されてますか？」「いえ、専業主婦です。癌を患ってから、今日迄仕事はしていません。」「離婚の相談は、お二人の鑑定となりますが、それでも良いですか？」「すみませんが、今日のところは私だけ鑑定して下さい。」と、初めての事もあり警戒しているのか、、。私は言われた通りに鑑定する事にしました。すると、Ｐさんは、見かけによらず頑固な一面と、お金に苦労されるところが強く出ていました。これは、旦那さんの稼ぎが悪かったのか、、本人の金遣いが荒いのか、、。また、両親との関係をみると、お金の事でＰさんの両親に依存しているフシがございました。多分、両親からお金の工面をして貰っていたのだろう。病気の相も、30代前後で「癌」独特の特徴が表れていました。再発した様にも思えるので、彼女は癌と向き合う人生だったのかも知れない。でも、彼女にとって、子供の成長が何よりの支えになっていた様に思いました。ですが、親族間を鑑定すると、子供達がＰさんの生活迄みていかれるとは思えないので、今後Ｐさんが就職されるのか、尋ねる事にしました。「ご両親は、健在ですか？」「母は健在ですが、施設に入っています。父は6年前に亡くなりました。」「Ｐさん、何か資格はお持ちですか？あるいは、技術職に就かれた事はございますか？」「いえ、特にございません。」「では、離婚されたら仕事はどうされるんですか？」「そこまでは、考えてませんでした。今は、主人のした事に腹が立って、どうしたら良いか分からなくて、、。」「子供さんも、まだお金がかかる様ですし、貴女のお身体の事も考えなければなりません。私の鑑定では、今後お金で苦労される様に思いますし、お子様もアテに出来ないと思います。辛いとは思いますが、今はご主人と向き合われては如何ですか、、。ご主人はどの様に言われていますか？」「主人は、2度と浮気はしないので、子供の為にもやり直したいと言っています。」と、涙を流しながら話されました。もし、Ｐさんがご主人の浮気を許したとしても、頑固で、こだわりの強いＰさんは、事あるごとに、ご主人と衝突するのではないかと、、その辺りが心配でなりませんでした。でも、どうしてご主人の事を鑑定させてもらえないのだろうか、、。お金が無いとは思えないが、、。多分、Ｐさんはご主人に未練が有って、私に浮気の事で、ケチョンケチョンに言われるのを恐れたからだろう、、。鑑定が終わり、彼女が挨拶をして帰ろうとされた時、、ふと、彼女の顔を見た瞬間、男性の顔が重なる様に見えたのです。目の錯覚と思いましたが、この様な幻覚が見える時は、何かのメッセージが有る様に思いました。直感でしたが、この後、新たな展開が待ち受けている様な気がしました。 つづく、、。
