昨年から今年にかけて、父の体調が思わしくなく入退院を繰り返しておりましたが
平成27年3月18日午後2時16分永眠いたしました。。
脳梗塞と動脈瘤、肺炎を併発していた父は手足を動かす事の出来ない状態で
病状は手の施しようのないくらい悪化しておりました。
何度か命を落としかけた事が有ったのですが、その都度仏様のご加護によって
命を救われてきました。
寂静とは、悟りの世界に赴く安らぎの世界であり仏界であると思うのですが、病と
戦った父にとっては、苦しみから解放された安らぎに満ちた死に顔をしておりました。
臨終寸前に不動明王の真言を唱え、父を励ますために強く手を握りながら
「生きよ、頑張れ、生きよ」と声をかけました。
父の手を握る事は、幼き頃以来だと
思うのですが、こんなにもか細く
小さな手になっていた父の事を思うと、
自分はなんて親不孝な子供であったと
悔いてなりません。
父は手足を動かす事の出来ない状態で
あったのですが、死ぬ寸前に私の手を
強く握り返したのでした。
これは、奇跡という言葉では言い表せない位、
仏のご加護を感じました。
そして、残された母を宜しく頼むと・・
父の遺言として、私の心に響きわたりました。
合掌