引越しシーズン到来ですね、、。新生活に、胸をときめかせる方もいらっしゃると思いますが、先日、不思議な出来事が有ったので、ご紹介したいと思います。私は、占術師以外に仏具・仏画の販売の会社をしております。今借りている事務所が老朽化の事情で、今年7月をもって、退室する事になりました。その事も有って、賃貸物件サイトで検索していると、事務所可、一戸建て、駐車場2台、家賃も6万代、最寄り駅から徒歩13分程度と、格安物件が見つかりました。早速、不動産会社に連絡してみると、未だ借り手が無いとの事で、担当者から連絡を貰う事になっていました。ところが、待てど暮らせど連絡が無いので、他で決まったのかと思って、敢えてコチラから連絡を入れる事もしませんでした。それから、1か月経過した頃、再び賃貸サイトで検索していると、その物件が掲載されていたので、今度は別の不動産サイトから連絡を入れる事にしました。「もしもし、この物件を見たいのですが、、。」「有難うございます。私、担当してます、〇〇です。もし、宜しければ内見日をお聞かせ下さい。」「◯曜日の◯時現地で、どうですか?」「分かりました。では、現地でお待ちしておりますので、宜しくお願いします。」と、この時迄は、この物件で話がまとまりそうな気がしました。朝の通勤時間を避け、比較的空いている時間を指定したのですが、今日に限って、道路工事をやっていて、片側通行になっており、渋滞に巻き込まれました。その渋滞を抜けたと思っていると、また、渋滞に捕まってしまいました。これは、遅れると思って、不動産屋に電話を入れる事にしました。どうやら、事故が有った様で警察が交通整理をしていました。通常なら自宅から20分のところが、1時間近くかかってしまいました。現地に着くと、営業マン〇〇氏が待っていました。「白井様、本日は有難うございます。」「エライ混んでて、すんません。」「大丈夫ですよ。オーナーさんに電話しますので、ちょっと、お待ち下さい。」と言われたので、先に物件の外観を見る事にしました。古い一軒家ですが、駐車場が2台置けるのが魅力的でした。第一印象は建物の外観がサイトの写真で見るより、かなり古い感じが致しました。少し離れた所で、〇〇氏がオーナーさんと何やら電話口で揉めている様な感じだったので、物件を見ているフリをして、そちらに耳を傾けると「ですから、それは、借りる側の問題ですから、そこは使えないと言えないですよ。大丈夫ですから、、。ハイ、またその件については、、連絡しますから、、お客様お待ち頂いていますので失礼します。」と言って、〇〇氏は、私が聞き入っている事に気づかず、玄関の鍵を開けながら、「お待たせ致しました。白井様、オーナーさんが2階の部屋は清掃が終わってないとの事で、本日2階は、ご覧になれないのですが、、。」「折角来たんで、チラッとだけ見せてくださいよ。」「はぁ〜っ、まぁ、、。」「何か問題でも、、?」「いえ、別に問題ないですけど、、。」と、言いながら、一階部屋の灯りを付けて貰いました。一階は、サイトに有った写真通りでしたが、事務所にするには少し大きな間取りに感じました。トイレは綺麗に改装されておりましたが、畳は大分古くなっていたので、絨毯を敷かないとなぁ、、と考えていると、誰かが会話をしている様な声がしました。「〇〇さん、窓開けて良いですか?」「どうぞ、、。隣りはアパートで、裏と左隣は一軒家が有りますが、建物間は、一人通れる位の小道が有るんで、プライベートは保たれていると思いますよ。」「でも、何処からか、人の喋っている声がしてるんですが、、。」「そうですかぁ?私には聞こえませんが、、。」と言われたので、気のせいだと思いながら、くまなく部屋を見ていくと、明らかに、仏壇が置いていた場所で、足が止まりました。「〇〇さん、こちらには、どんな方が住んでいたのですか?」「詳細については、お教え出来ないのですが、確か年配の夫婦だと聞きました。」「そうでしたか。隣りの部屋は明るいですが、この仏間の部屋は、隣りがアパートがあるせいか、暗いですね、、。それから、畳もだいぶ日焼けしてますが、このままですかね。」「はい、多分そうだと思います。」すると、天井から「ゴトン、、。」と音がしました。すると、〇〇氏が「すみません、ちょっと電話してきて良いですかぁ、、?」「良いですよ、、。じゃあ、2階も見ても良いですか?」「構いませんが、ハシゴみたいな階段ですので、気をつけて下さい。」「ところで、何処に在るんですか?」「コチラです、、。」と言って、恐る恐る閉じられた引き戸を開けた所に階段がありました。「2階に上がって直ぐに、部屋のスイッチが有りますので、宜しくお願いします、、。」と言って、そそくさと、部屋を後にしました。何か言えない事でも有るのかなぁ、、。と、階段の手摺りを持った瞬間、私の頬を冷たい風が吹き抜けました。 つづく




