本日の滋賀県大津市の気温は、37.4度を記録しました。外に出るだけで、頭がクラクラします。皆様も、暑さ対策をしながら、体調には十分お気をつけ下さい。
さて、和順庵には呪物と言われる品々をお預かりする事がございます。ですが、呪物の中には霊的なモノに憑依されたモノもあるので、基本供養する様にしています。呪物とは、形ある物に魂が宿り、その持主の願いが叶ったり、奇跡が生じると信じられてきました。Jさん52歳女性から「先生、先日母が亡くなり、実家を整理していたら、黒石で作られた猫の置物が出て来ました。可愛いので、家に持って帰って来てリビングに飾ってたら、、気のせいか、猫が動いてるんです。次の日も、また次の日も、少しづつ動いている様な気がして、、。その置物を持って来たんですが、見て貰ってもいいですか?」と、ハンカチに包まれた猫は、赤い首輪を巻いた招き猫でした。持つと、首元の鈴が鳴る位で、悪いイメージは有りませんでした。「気味が悪いので、先生の所で預かって貰ってもいいですか?」「それは構いませんが、何か悪い者が憑依していたら、コチラで処分する場合が有りますが、それでも宜しいですか?」「はい。先生にお任せします。」と言われたので、預かる事にしました。供養の事も有り、何も無い毎日が続いていましたが、ある時、鑑定をしていると、お客様が「先生は、猫を飼われてるんですか、、。」「いえ、飼ってませんよ。」「そうでしたか、、。この2階で鳴き声がしたものですから、、。」また、ある時は、、「先生、今、黒い影が通りましたよ。小さな生き物の様でした。」と、この方は少し霊感のある方ですので、何かを感じたのだと思いました。一向に私には、その様な気配さえ感じ無かったのですが、一つだけ、変化が見られたのは、この和順庵は古い建物で、たまに、屋根裏に紛れ込んだネズミが運動会を始める事が有ります。防犯カメラには、ネズミの足音に反応し、私の携帯に映像が映し出されました。そこには、屋根裏で走り回るネズミの足音が聞こえていました。ですが、この置物を置いて以来、ピタッとネズミの足音は収まりました。きっと、この猫ちゃんが守ってくれていると思い、今も大切に供養しています。
