「どうしてアナタは、いつもそうなの、、。」と、奥様は、ご主人に対して不満をブチまけた。「先生に相談に来てるんだろ、、。正直に答えたらダメなのか？」「別に、義理母との関係を言わなくても、、だからアナタのデリカシーの無いところがイヤなの、、。」鑑定結果で出た奥様の人間関係の希薄さは、自分の非を認めない態度によって生じた事が、彼女の言動から読み取る事が出来ました。彼女は、嫌な事があると問題から逃げてしまい、全てをご主人の責任にしてきた様に思いました。仕事も長続きする事なく転々とし、50代に勤めた仕事を最後に、専業主婦になったとの事。退職の理由は人間関係のトラブルが理由だそうだ。隣人とトラブルがあると、ご主人の職場に電話をしてきて、ご主人に帰宅を促したり、ご主人が仕事を終えて帰宅すると、隣人の愚痴や悪口を延々と話される様だ。奥様の悩みを、何一つ文句を言う事なく、ご主人は耐える毎日を送っているのだろう。「奥さん、趣味とかないんですか？」「生活に余裕がないので、そんなお金がかかる事はしたくありません。」「ご主人も70歳を超えても仕事をされているのをみて、貴女も仕事をしようとは思わないんですか？」「鬱病になったので、仕事が出来ないんです。」彼女は、都合が悪くなると、病気や周りの環境のせいにする人なので、運気を良くするとか、、改善とか、、開運するとか、、そんな手立てが見つからない様に思いました。「神仏の信仰はありますか？」「有る方だと思いますが、コレと言った信仰はしていません。」「ならば、亡き義父母の仏壇に手を合わされたら如何ですか？確か、同じ敷地に義父母の家があるんですよね。」するとご主人が「今は、誰も住んで居ませんが、私が仏さんを世話してます。」「奥様にして貰っては如何ですか？開運したいなら、奥様が世話をして下さい。」「毎日やるんですか？そういうのは、苦手なんです。第一、実家の宗派も違うし、どうやれば良いかぁ、、。」「お水を変えたり、線香を焚き、仏様に合掌するだけで良いですから。」「そんなんで、開運しますかね？」「そんな心配より、貴女が1週間続けられるかが心配です。」「分かりました。とにかくやってみます。」と言われて、Ｇさん夫婦の鑑定を終わりました。Ｇさん夫婦と言うより、奥様一人の問題であって、彼女の様な人は、どれだけ解決策を見出しても、彼女が理解しようと努力しない限り、困難である様に思いました。また、あれだけ献身的な彼女を思うご主人を、大切に思わないところも、悲しい彼女の性格でもあります。先祖を敬う気持ちがある無しに関わらず、亡き義父母との和解をして頂く為に、アドバイスしたのですが、一日でも長く続けられる事を願うばかりです。
