昨日、東北震災から12年目を迎えました。震災後、遺族の方々は、どの様に生活を送られているのか、、。中には、挫折のあまり後を追う様にして亡くなられたり、生きる気力を無くされた方々のお話しを聞く事が御座います。人間は、何のために生きるのか、、。お釈迦様は、この世は苦の世界と説かれ、カタチ有るものは全てなくなる。だから、物事に執着してはならないと説かれています。要するに、生きる事には意味が無いという事です。ですが、この世界には素晴らしい世界があり、愛する人、家族、友人、仕事仲間がいます。その方々は、貴方も含め生活の一部になっています。もし、貴方という存在が無くなれば、その方々は貴方の損失を埋める為の努力と時間を要します。私の弟が亡くなった時、母は「私が光男の代わりに死んでやればよかった、、。」と念仏の様に呟いていました。母が通常の生活に戻る迄、2年の月日を費やしました。生きるとは、貴方だけの問題だけでなく、貴方を取り巻く全ての問題でも有るのです。
震災で亡くされたご遺族の方々には、心からご冥福をお祈り申し上げます。合掌
