暑さ厳しい祇園祭で、沢山の観光客がいる中、
街並みを散策してきました。
先週まで、比叡山にて駐在していたせいか、お
山は涼しいところであると改めて感じました。
癒しの里和じゅんには、色々な相談者がいらっ
しゃいます。
中でも、霊感好きなお客様は、対処するのに厄
介と言えます。
「前に見て貰った霊媒師に、貴方の背後に沢山
の霊が憑いているから、人生が上手くいかな
い」とか、「〇〇先生のご指導を受けているの
で大丈夫だと思います」など、本末顛倒なお答
えをする方もいらっしゃいます。
お釈迦様のいた時代、一人の僧侶が「〇〇とい
いう祈祷師が不思議な力を持って、人の未来を
伝授している様で、沢山の信者を集めおりま
す。」と、お釈迦様をはじめ沢山の修行僧の前
で、話しました。
お釈迦様はスクッと立ち、前の池の方に向かわ
れました。
修行僧は、お釈迦様が不思議な神通力を披露さ
れると期待しておりました。
お釈迦様が足元にある小石を拾い上げ、池に放
り投げ「誰か、あの小石を私の目の高さまで浮
かびあがらせる者はいるか?もし、出来る者が
いたならば、私は彼の弟子になろう。」
その時、修行僧は街で噂の祈祷師がマヤカシで
ある事を認識いたしました。
人生は、修行の場であり、物事の真実を見極め
る場所なのです。
真実を見極めるには、絶えず心を清浄にし、禅
定の心がなければ、到達出来ない境地です。
人を導くとは、それだけ困難であり自らを律し
なければなりません。
私は、その境地に少しでも近づけられる様、い
つも考えております。