猛暑日が続いております。私の住んでいる坂本も、朝から30度近くまで気温が上昇し、日中には37度を記録いたしました。政府から節電の呼びかけもございますが、、、命に関わる暑さですので、冷房や扇風機など、無理のない節電をしてください。
さて、連日和順庵では沢山のご相談者がお見えになります。中でも、精神的な病や心理的な病でお越しになるケースが増えてきました。
特に心理的な病で苦しんでいる人は、何かに取り憑かれていると思い込み、自らを苦しめていたり、、中には、本当に見えない存在によって、身体を支配されている方を度々遭遇する事があります。
過去に私が体験した中で、もっとも不思議な祓いの現場をお話したいと思います。
因みに名前は、Aさんとします。Aさんは、看護師のお仕事をされており、当時48歳の女性でした。魅力的な方で、特にファッションにはこだわりのある方でした。自らを憑依体質と言い、私の道場に2年前からお見えになっていました。ですが彼女の事は、看護師をされている事と、元僧侶のご主人を早くに亡くされている事、子供さんが居ない事位で私生活についての話は、ほとんどした事がありませんでした。
「先生、今日は凄く肩が重くて、、誰かを連れてきたみたいです。とってもらいませんか、、」
お経を唱え、真言と法具を使い彼女の首から肩にかけて祈祷すると、、、だいぶ楽になったのかその日は、お礼を言って帰られました。
私のところに来られる女性は、Aさん位の年齢だと、大概良いボーイフレンドに巡り会えますか、、病気しませんかね、、仕事は続けたらいいですか、、こんな仕事をしたい、、とか現状から向き合った相談が多いのですが、彼女の場合は冒頭に述べた様な、祓いを希望する事でした。
いつもなら、そろそろお見えになる頃だなぁ、、っと思っていたのですが、その日を境にピタッと来なくなりました。2ヶ月が経ち、半年が経ち、、私は、日々の忙しい毎日に、いつしか彼女の存在を忘れかけていました。
そんなある日、一人の女性が道場に来られました。彼女は、Aさんの紹介で来たと言われました。ですが、沢山の面談をしている私にとって、Aさんと言われても、直ぐに思い出せずにいました。恋愛、仕事、今後の事を相談され、帰り際に、、
「ところで、Aさんはお元気ですか、、」
と、私が尋ねると、、
次回続く