皆さんは、因縁と言われて何を想像するでしょうか。「因縁」は仏教に由来する語です。「因縁」の「因」は物事をおこす直接的な原因を、「縁」は外から助ける外的な原因(間接的な原因)を意味し、仏教ではすべての物事がこの「因」と「縁」によって起こるとされています。ですが、因縁には家族・先祖の起因するものがあり、直接原因としてなる事だけでは、判断出来ない場合もあります。私の鑑定では、過去・現在・未来に渡って、どの様な関係性が有り、何故影響したのかを見ていきます。先祖や一族で自殺者や事故死・他殺など、苦しみを負いながら亡くなった人が居る場合は、子孫に強く影響が出ている場合があります。では、何故子孫に影響が出るのか、、。例えば、貴方が心不全になり亡くなったとします。心臓が締め付けられ、たちまち息苦しくなり、死の恐怖が全身に襲ってきます。密教系の高僧の中には、この苦しみは消える事なく、死者につきまとうと言われています。もし、この様な亡くなり方をすれば当然、苦しみのあまり救いを求めて、彷徨う事になるでしょう。痛みを伴った死者の為に、従来通りの葬儀で見送ったとしても、はたして成仏出来るのでしょうか。死者の状況に応じて、苦しみを癒してやる供養が本当の供養ではないでしょうか。全てとは言いませんが、鑑定中に急に息苦しくなったり、胸の痛みを感じたりする時があります。その時に限って、相談者の先祖に、心臓の病気で亡くなっている人がいます。偶然と言われるかも知れませんが、後にご先祖を供養する事で、悩みから開放されてきた方々を何人もみてきております。誰でも先祖の影響を受けるかというとそうでもなく、性格や男女の違い、年齢によっても症状は様々です。ただ、共通して言える事は、先祖を敬う気持ちが薄かったり、信仰心の無い人が影響を受けやすい傾向にある様です。
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