「Ａさん、二人共貴女には不適合者です。ですが、今の貴女には、二人共必要な人なんじゃないですか？リスクは伴いますが、現状維持という事でいかがですか。」「先生、有難うございます。こんな私は、おかしいですかね。」「浮気をする方は、皆貴女の様な人ばかりですよ。その代わり、覚悟は必要ですが、、。」「覚悟ですか、、。」「もし、ＢさんにＣさんとの関係がバレた時と、Ｃさんの奥様から訴えられた時です。」「わかっています。今は考えたくないので、その時に考えます。」と、Ａさんはコチラが心配する程、深刻に捉えていない様でした。天台宗浄光坊 瀬戸内寂聴住職は小説家でありながら、出家し尼僧になられたのは、ご存知の方も多いかと思います。彼女の色恋物語は、Ａさんを凌ぐ波瀾万丈な人生でした。ですが、彼女の青空説法は悩める人にとって、大きな心の支えになったと思います。亡くなられた後も尚、彼女の名言は本やDVDとなってバイブルになっています。人間の生き方には、人それぞれあって、貴方自身が物語の作者であり主人公なのです。今の貴方はヒーローですか？ それとも偉人の卵ですか？ 悲劇のヒロインですか？ 私達はこの人間界で何気に生きている訳ではございません。知らず知らずの内に、物語の中に参加し役所があるのです。こんな人生はつまらない、、何でこんなに苦労ばかりする人生なんだろう、、と、思われている方はもう一度、自分の人生の台本を見開いてみて、ここはこういう筋書きでいこうとか、ここを直して物語をどんどん膨らませていこう、、とか、貴方の人生物語を悲劇で終わるのではなく、感動作品として残されてはいかがですか。貴方の作品が素晴らしいモノであるならば、必ず伝説となるはずです。
