先日から、鑑定や加持祈祷によって、道が開かれたお客様から、たくさんのお礼のご連絡やお手紙、成就した事への感謝の品々を頂戴し、誠に有難う御座います。この仕事をしていて、一番嬉しい瞬間でもあります。また、加持祈祷(護摩供養)においては、奇跡的な出来事もあり、不動明王の神秘なるチカラを、改めて知る事が出来ました。これからも日々精進し、研鑽して参りたいと思いますので、今後共、宜しくお願い申し上げます。
さて、和順庵に鑑定でお越しになる方は、ご存知かと思いますが、皆様の鑑定をする前には、必ず、、お経を唱えております。それは、相談者の中に、厄介な因縁を背負っている方がいるからです。なので、自らに結界を張り、過去因縁を寄せ付けない様にしています。この仕事を始めた当初は、鑑定をする度に身体の不調に悩まされていましたが、、ある時、出張鑑定で青森に行った際、イタコの子孫から不思議な事を言われました。イタコとは、主に東北地方北部、特に青森県などで活動する女性霊媒師です。霊媒師としての役割は、「口寄せ」と呼ばれる技法を用いて、死者の霊を憑依させ、その霊の声を伝えることで、生者と死者をつなぐ役割を果たします。 故人の思いや遺族へのメッセージを伝えるだけでなく、相談相手としての役割も担っていました。彼女の祖母にあたる方がイタコをされていたのですが、目が不十分になり、現在は引退されて施設に入られているとの事、、。祖母の影響も有ってか、彼女は小さい頃から不思議な体験や、霊の存在を見たり聞いたり出来る様になった様です。彼女は、私の背後を見渡す様に「貴方、よくそんなんで、仕事が続けられるわね、、。貴方の後ろに、たくさんの霊が憑いてるわよ、、。貴方は行者だから大丈夫だと思うけど、普通の人なら、死んでるわよ、、。でも、貴方の場合は朝夕のお勤めや護摩供養しているから、その都度、抜けるのかしら、、。だから、最近憑いた霊ばかりね。相当、居心地が良いみたいよ、、。」と言われた事があります。そう言えば、行を終えた後は、不思議と気持ちがスッキリし、身体も一時的に良くなるのですが、翌日鑑定した後は、どんより沈んだ気持ちになっていました。特に出張鑑定の際は、行をする時間が無いので、ホテルに帰る頃には、身体がボロボロになっている事が、よくありました。それ以来、出張鑑定の際は、独鈷杵(とっこしょう・密教法具)を持参する様にしています。私は、彼女の助言通り、鑑定前にお経と真言を唱える様にしてからは、身体の不調が無くなっていきました。ですが、その様な事をしても、中には強い得体の知れない存在に、襲われる事があります。その時は、時間をかけて行を続けながら、取り去る様にしています。和順庵で鑑定後、気持ち良く帰えられる方は、過去因縁から解放されており、開運の兆しが有りますが、心の中で不安な気持ちで、帰えられる方は、強い過去因縁が寄り添っています。私は、未熟な僧侶ですのですので、、その時は無理をせず「〇〇というお寺が有るので、そちらで護摩供養をして下さい、、。」と伝えたりしますが、相談者に信心が無い人と判断した時は、そのまま帰って頂いています。信心のない方には、一時的に抜けたとしても、また同じ因縁が取り憑きます。つまり、開運の兆しがありません。また、〇〇で護摩供養しても、中々上手く行かない人は、相当強い因縁を背負っているか信心がないからだと思います。そんな時でも、不動明王の奇跡を信じ、〇〇で根気よく護摩供養をしながら治していくしか方法はありません。それだけ、不動明王は現世利益(この世で受けられる仏の恵み、幸せという意味。)の最高仏だからです。
