早速、Tさんと息子さんの鑑定に入りました。Tさんは社交的では有りますが、上部だけの付き合いで、浅く広くの人間関係を築かれる人の様です。また、人の話しを最初から疑ってかかるところもあり、人に対して配慮に欠けるところがあります。たえず、自分の立ち位置を気にする人で、他人と比較するところがある性格に思えました。さて、問題の息子さんは周りの目を気にするところがあり、他人から言われた事を深く受けとめる性格に思いました。人間関係も、特定の人間しか付き合わない事から、次第に孤立していく傾向にあります。そんな中で、息子さんは学業に行き詰まり、誰にも相談出来ず悩んでいたところ、Tさんから心無い言葉を毎日投げかけられ、次第に鬱になったのではないか、、。「どうして、オマエは、こんなに出来が悪いんだ。高い授業料出して、こんな落ちこぼれに育てた覚えはないぞ、、。」と、こんな具合です。恐らく、Tさんが和順庵に来たのは、奥様に促されて来たのだろう。この性格は、信仰心に欠けるところがあるので、仏教的教義や過去因縁の話しをしても、信じてもらえ無いだろ。ならば、通常の四柱推命の占いをするしかない、、。「Tさん、お父様とは余り関係が良く無かった様ですね。実家とは疎遠なんですか?親元、特にと父親との関係が希薄ですね。」「ホーっ、凄いですね。その通りですよ。父は兄貴ばかり溺愛していました。◯大にに合格した時は、私の存在感は全く無かったと思います。父を見返してやろうと思い◯◯大に合格しましたが、カネがかかるところに入りやがって、、て言われましたよ。」「実家には、よく帰られるんですか?」「父は6年前に亡くなりました。今は兄夫婦が母と暮らしています。盆正月位に母の安否確認で帰る位ですかね。」「お兄様とはどうですか?」「兄貴は何かと私に気遣ってくれますが、私は距離をとっている感じですね。」「どうしてですか、、。」「あまり、人の家の事をとやかく言われたくないので、、」と、薄笑いしながら話されました。両親の愛情の希薄さが、Tさんの様な人間をつくりあげたのか、、。これは、これで悲劇的な出来事です。