私が出家した切っ掛けとなった仏様が阿弥陀如来です。
人間は生きている以上、欲望・執着・怒り妬み・・数えきれないほどの諸悪業を積み重ね
人を傷つけ、悲しみ、、そして傲慢に生きてきました。
私もその中にあって私の様な人間はこの世で救われる事もなければあの世でも地獄に落ちるだろうと
人生を投げやりに生きてきたように思います。
そんな、私を救って下さったのが阿弥陀如来でした。
私たちの苦しみや悲しみを自分の痛みとされ
どうしても「あなたを助けます」と行動を起こされた
阿弥陀さまのことを、「不可思議光如来」とも「無量寿如来」とも言います。
広々と量り知れない、限りない光(智慧)といのち(慈悲)の如来さまです。
「如来」さまとは、、「真如(あるがままの真実・真理そのもの)から
このようにやって来た」という意味で「はたらき」をあらわす言葉です。
要するに「永久不変の真理、法性、真如」の世界から、形のないものを
受け入れることができない私たちのところへ、真実を知らせるために
「現れ来られた」仏さまのことです。
「南無阿弥陀仏」