Sさんのように、精神科に通院歴が有る方は、霊障から除外する場合が有ります。実際、相談者を見なければ断定出来ませんが、霊媒師やエクソシストの中には、精神科に通った事があるか、相談者に尋ねる事がある様です。これは、世界共通なのかも知れません。一概には言えませんが、精神科の治療で処方された鎮静剤・睡眠薬・精神安定剤・抗不安剤を飲み続けると、、幻覚をみたり、薬無しには自分をコントロール出来なくなってしまいます。Sさんの性格からして、頑固な上に心配性な性格、人間関係も上手く築けないところをみると、社内で相談出来る人も居なかったと思います。この様な男性と結婚すると、相当奥様は苦労されます。Sさんも、仕事や人間関係での苦労を、奥様に辛くあたっていたと思われます。その奥様とも離婚され、支えもなくなった事によって、自暴自棄になった結果が、現在の姿にある様な気がしました。気になるのは、Sさんは長男の割には大事に育てられていない様に鑑定では出ていました。Sさんは、親の愛情の希薄さゆえに、人との接し方や命の大切さ、愛情表現等に乏しい人になられたと思いました。常々、私は家庭環境による影響は、子供の人生の60%を位置づけると思っています。ですから、子供は残りの40%を自らの努力で成長していかなくてはなりません。Sさんが動物を虐待したのも、愛情の希薄に有ると思っています。Sさんの言う動物霊に憑依されたとすると、普通の生活は送れないと思います。以前、動物霊に取り憑かれた方を鑑定した時は、付き添い無しでは困難な状態でした。ある方は、和順庵の玄関に入った途端、放尿されたり、、床に横になり、身体をくの字に曲げて、口から泡を出して苦しみ出したり、、大きな声を出して発狂したりと、余り良い経験をしておりません。Sさんには、その様な状態が無さそうなので、精神的負担から来る影響で有る事をお伝え致しました。もし、動物霊でなく低級霊(地縛霊・浮遊霊・未成仏霊)や悪魔が憑依した場合は、人を欺く所があるので、それこそ現地に行って、Sさんを鑑定しなければなりません。Sさんの今後については、もう少し観察する必要が有る様に思いました。
- 次の記事2024年6月2日
お墓①