護摩供養に使う護摩木用材として国内で昔から知られているのは、ウルシ科ウルシ属のヌルデである。
「護摩木」の名はヌルデの異名にもなっている。しかしながら、ヌルデ自体が中々採取できないので
修行で使用する護摩木は松か杉の木を使います。
松や杉の木は火が散るので法衣が穴だらけになってしまいます。ですので、修行用と法事用に分けて
法衣を着用しています。
護摩木は24CM(壇木)と16CM(乳木)の長さに切り分け本末(ほんまつ)の本の部分に墨を塗ります。
釜に投げ入れる時は、末から本に投げ入れる決まりがある為です。
壇木は37本と乳木は157本、予備木が12本~15本位が必要となります。
これを一日3回護摩供養すると630本を要します。
ナタで割っている時は、無心で割続けます。私の場合、心乱れている時はいつも、護摩木を作っています。
ですから、結構な量になっています。
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